◉像の種類 合掌観音像(御身丈:一寸八分 約 5.45cm)
・材質 木彫(古材、主に檜材と推定)
・製作者 仏師 辻壽山 (辻寿山)謹刻
・厨子 開閉扉付き木製厨子(寸法は画像参照)
・由緒 日本仏教史の二大古刹、法隆寺と唐招提寺の特別保護建造物に使用され ていた古材を拝領し、造立された稀有な仏像です。
この小さな合掌観音像は、単なる美術品ではなく、日本仏教の源流の力を宿した霊験あらたかな御仏です。観音像の本体には、奈良・法隆寺の特別保護建造物、西廻廊の古材(白蟻被害材)が謹んで使用されています。
• 法隆寺の歴史: 法隆寺は、聖徳太子の深い信仰によって建立された、世界最古の木造建築群です。
この西廻廊の材は、推古時代(今からおよそ1300年前)から、時の移ろいと人々の祈りを見つめてきたものです。
千三百年もの悠久の時を生き抜いた古材は、観音様の御身となって聖徳太子の御霊徳を受け継いだもの。自身の傍にお持ちになることで、その強力な仏縁と功徳をいただくことができるでしょう。
特に、家内安全、病気平癒、学業成就にご利益があるとされます。
◉唐招提寺の歴史、この仏像の台座の材は、天平年間(今からおよそ1170年前)に建立された講堂の古材です。
法隆寺の古材で彫られた御身を、唐招提寺の古材の台座が支えることで、この観音像は日本仏教史の二つの重要な柱を統合し、その威厳と教えを現代に伝えています。
◉仏師 辻壽山(辻寿山 )
本像は、仏具師 辻壽山氏によって一刀一刀、魂を込めて謹刻されました。辻氏は、古材の持つ歴史的価値と霊力を深く理解し、単なる素材として扱うのではなく、その命を再び仏像として蘇らせるという深い仏縁と功徳をもって制作にあたられました。
小さな像ながらも、合掌観音様の慈悲深いお姿が細やかに表現されています。
この観音像は、持ち主の心に静けさをもたらし、千数百年の祈りの力を日常にお届けします。
小さな厨子(ずし)に収められていますので、ご自宅の棚や玄関など、場所を選ばずにご守護仏としてお祀りいただけます。歴史的価値と信仰の深さを兼ね備えた、極めて稀少な仏像です。ぜひこの機会に、ご縁をお結びください。
※本品は古材を使用しているため、材の変色、朽ちた痕跡が残っています。画像にて状態をよくご確認の上、ご購入をお願いいたします。
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