平成16年(2004)に国の無形文化財「備前焼」保持者(人間国宝)に認定された後の作品です。底部にシリアルナンバーが貼られていることより、個展の出品作だろうと思われます。頸部と胴部にはっきりとわかる境目があり、頸部は赤く窯変し火襷が、胴部は火度の違いからゴマが美しく表れ、全体的に景色が美しい見所の多い花入で、茶花も映える逸品です。底部に窯印がございます。共箱は箱脇に『備前小壺花生 淳』として印が捺されております。キズ、お直しなく状態は良好です。水漏れもいたしませんのですぐにお使いになれます。
共箱。共裂。栞・名刺付属。
口径(外)4.4㎝(内)3.2㎝
頚径3.0㎝ 胴径16㎝ 高さ17.7㎝
▢伊勢崎淳(いせざきじゅん)
昭和11年(1936)~
陶工。国の無形文化財「備前焼」保持者(人間国宝)。伊勢崎陽山の次男として備前に生まれる。昭和34年(1959)、岡山大学教育学部特設美術科を卒業後、父・陽山について作陶を始める。36年、兄・満とともに半地上式穴窯を築窯、初窯を出す。41年、日本工会正会員となる。56年、金重陶陽賞受賞。62年、田部美術館大賞「茶の湯の造形展」優秀賞受賞。平成5年(1993)、岡山県文化奨励賞を受賞。8年、山陽新聞賞文化功労受賞。10年、日本工芸会理事、日本工芸会中国支部幹事長に就任。同年、岡山県重要無形文化財保持者に認定される。16年、国の無形文化財「備前焼」保持者(人間国宝)に認定される。17年、岡山県文化賞受賞。
【参考文献】
茶道具の名工・作家名鑑
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